インターホン工事

先日インターホン工事のお手伝いへ行ってまいりました、消防設備の仕事なのにこんなことも出来るんです!

なぜインターホン工事?

そもそもなぜインターホン工事なのか、それは共同住宅の自動火災報知設備に有ります。

最近のマンションは各戸ごとにインターホンに火災報知設備が備わっている物が多く出回っており、自動火災報知設備と一緒に更新することで安全性が高まると同時にその物件の価値も高くなる為、消防設備の仕事の一つとして需要の有るお仕事になっています。

その流れで、インターホンのみの工事に今回携わる事が出来ました、まさしく基礎の基礎です。

インターホンの仕組み集合住宅用

今回はマンション入り口開錠を音声のみでやり取りし開錠するタイプから、映像と音声でやり取りし開錠するタイプへ、安全性を高める目的で変更するとの事でした。

自宅のインターホン(映像と音声)を一度開いた事が有るのですが、こちらは2芯線のみの電線で映像と音声がやり取り出来ているようでした、昔のテレビも白と黄色の二本のケーブルで映像と音声がやり取り出来ていたので(モノラルですが)同じ原理なんだろうなと思います。

大した仕組みの解説ではないですが機器の部分で映像と音声信号を0と1のデジタル信号に変えて送るので、携帯電話の4G回線並みの速度が出ているはずです(いわゆるブロードバンド)、インとアウトの二本使っているのでHD画像くらいは余裕で出力できているのではないでしょうか。

工事の内容

今回の共同住宅の場合も映像・音声の電線は二本のみでした、8階建てですが2P線を使い4区域で分けるとの事。

そもそもお部屋が40部屋以上有るのに電線そんなに少ないと思っていたら、入口のインターホンが一台しかないので入口で呼ぶ人は常に一人、という事は同時には動かないので混線しない事に気が付きました。

中継器?分配器?を部屋数分挟む事で入り口から呼ぶ相手を部屋番号で識別することが出来るそうです。

各フロアーをまずは2P線で床、天井を駆使して通していきます。

2P線で2区域(青白、黄白)いけるので7・8と5・6と3・4と1・2で通すために2P線を8階迄一本、4階迄一本通します。

7・8階は青白で5・6階は黄白にしますここまでは2P線一本一階から持って来れれば良いのですが4階から下は2P線2本通る事になるのですが、一本増えるだけで電線が通る場所で苦労しました。

警戒図と電線の使い方は図の通りですが、図を見ると解る通り4階と6階が管でつながっており、5階は6階のみとしかつながっておらず、ワンフロア飛ばして電線を通すのが最大の苦労箇所でした、電線通ってよかった💦

まとめ

図では各フロアー一本で繋げていますが実際は1階から2階2階から3階と電線を渡らせながら長さ調節し接続しています。

この接続部分が何色にするのか理解できていないと区域がうまく作れず、接続不良の起こる原因となります。

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