泡消火設備の配管工事3
今回は泡消火設備最終日で放出試験を行いました。
事前準備
放出試験と言ってもすべての区画から放出するわけにはいかず、さらに一区画12個の泡ヘッドすべてから出すわけにもいかない中で正常に機能しているかを確認する為に事前準備を行います。
まずは一番広い真ん中のヘッドから放出すると試料を採集するのにも便利なのでそのヘッドの下に半径3メートル、高さ1.5メートルのプールを用意して配置します。
そちらのヘッドには圧力計と延長配管をしてプールの上部の高さに合わせて泡が広がってもプール内に落ちる様にします。
そして1メートル程度の距離に泡資料コレクターを設置し、泡を受け止められるようにセットします。
そのほかの11か所はヘッドを外し低い位置のドラム缶で薬剤を受け止められるようシューターで接続します。
放出作業(各種試験)
泡を受け止める準備が整いましたら、放出試験と圧力試験と試料採集分析試験の三つを行います。
放出試験ではきれいに放射状に広がった泡がヘッドから出るのがまじかで確認できました、圧力も問題なしなので泡の試料を採集したら、一斉開放弁の弁棒を調整し、放射圧力を調整します。最大に閉めたところから2回し緩めるそうです。
放出した泡をシリンダーに回収して25%還元時間を計測したりすることで泡の状態を確認し試験は終了です。
片付け
放出した泡を消泡材を使ってもこもこの状態を消しながら吸い取りポンプで薬剤を回収していきます。
水槽の片付けが一番大変なのかもしれません、防水性なので重い・・・
まとめ
勉強しただけの泡試料試験に立ち会う事が出来ました、私が切って繋げた配管から水が漏れないかドキドキしながらの試験ですが、あわただしくて誰もそんなこと気にしてなかったのが印象的です(漏れの点検はしっかり行っています)
握力が鍛えられた肉体的な仕事ですが、やはり面白い!初めてだったので要領の解らない事がおおかったですが、素晴らしい指導で収穫も多い応援でした。