建物の工法について

避難器具設置の案件が最近ありまして、実際に設置する為に必要な知識として建築物の工法を理解する必要が有ったのでまとめてみました。

工法

まず最初に上がるのがS造、RC造、SRC造です。まとめると

略称正式名称材料特徴
S造Steel(スチール)構造鉄骨(鉄鋼)フレーム柱・梁が鉄骨。軽量・施工が早い
RC造Reinforced Concrete(鉄筋コンクリート)構造鉄筋+コンクリート一体構造重くて強い。耐火・遮音・耐震性高い
SRC造Steel Reinforced Concrete(鉄骨鉄筋コンクリート)構造鉄骨を芯に入れてさらに鉄筋コンクリートで被覆S造+RC造のハイブリッド。超高強度

それぞれの建築物の製造過程が見れたらより理解できると思い動画を探してみようと思っています。

素材

外壁の元となるのが、コンクリートとALCと言う発泡コンクリートが代表的です。

コンクリートで外壁を作っているRC造とSRC造は上の表で有る通り相当な強度を誇る為、外壁でも床でもアンカーによる固定が可能です。

ALCの場合は強度的には3分の1と言われており、アンカーで固定する事は禁じられており、サンドイッチして挟むか、鉄骨の方に固定する必要があります。

まとめ

避難器具は命を預ける重要な物です、消防検査の際にも強度が担保できているかの確認が非常に重要になります。

コンクリート造であるという図面の情報だけで許可が下りる事でも、ALCと言うだけで図面上でまぐさや腰壁に鉄骨が入っているかを用意する必要が出てきます。

(「まぐさ」とは、窓や出入り口の上部に設けられる横方向の部材です)

しっかり下調べし、検査失格にならない様にしたいですね。

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