建物の配線作業
先日、民泊用の部屋を増設する工事がありそちらでご指導いただいた配線作業についてまとめてみます。
まずは状況から、最近の円安からまだまだ海外からの旅行者が多いなか民泊も再加熱しているようで、共同住宅の部屋を民泊施設へ改装を行った現場でした。
一階にテナントさんが1店入っていたことから防火対象物としては複合用途防火対象物の16項のイから16項のロへ少し消防設備のルールが厳しくなる変更です。
一部のお部屋が民泊という事も有り、すでに入居がいらっしゃる部屋も含めて自動火災報知設備の新設となりました。
また、階段も新たに防火区画となり煙感知器、誘導灯および総合版の新設も行いました。
お手伝いした部分としては感知器新設の為の新たな配線、露出部分の配線保護として管工事の2工程ですが、総合的には受信機新設の為の配線工事の為、どのように配線を通すか、通った配線を設置場所へ引っ張りながら、どの線がどのように生きていくのかをご指導頂きながらしっかり観察することが出来ました。
配線を通す方法ですが、屋根裏は意外とお風呂場の屋根裏から線が通せ、通路へ引っ張りやすいですが、フロアーを渡る手段を初めて目の当たりにすることが出来ました。
穴を開けるしかないわけですが、問題の無い場所での開口工事を判断するのは、まるで大工さんが建物の構造を熟知しているかの様な感じです。実際建物の構造を知って無いと今後苦労しそうなので、そういった所もしっかり覚えておきたいと思います。
結果として外壁へ配線を出す場所もあり、裏手の目につかない場所とは言え、配管を使った保護を兼ねた配線経路を作っていきます、タイルに直接穴を開けるとタイルが割れ外壁劣化につながるので、タイルの目に沿ってきれいにビス穴を作りサドルを固定し、真っ直ぐに管を設置したのち中に配線を通していきました。
この配管工事も大工さんみたいな仕事ですが、設置した配管を見ると満足いく仕上がりで、達成感が非常に高いです。
肝心の配線は次回に・・・