共同住宅の点検

本日は複数の共同住宅を回る点検のお手伝いを行いました、2~3階建ての部屋数6~8部屋の小規模な共同住宅でアパートっていう感じですが、最近のアパートはセキュリティもしっかりしており素敵な建物です。

午前に2件、お昼を挟んで午後に4件の一見ハードな一日に見えますが、上記の規模の共同住宅は最低で消火器3本(各フロア1~2本)最高で2階以上に避難器具(避難はしご、避難ロープ)と言った具合で1件当たり30分程度の時間見積もりで回りました。

この件数を回ると点検の時間より移動時間の方が長くなります、しかし日中の移動ともなると意外と平日の道路は空いていまして、高速道路を活用しながら30キロ程度を移動しました。

こういった作業の際に気にしている事が、外観からどういった消防設備を置いているかを推測する事です。

共同住宅の消火器は150㎡で一本、消火器の能力単位とか歩行距離など設置要綱はほかにもありますが、単純なアパートなどの1階段(下に移動できる階段の数)の構造だと純粋に面積で算出できます。

1LDKだと一部屋30㎡と言ったところでしょうか、3部屋でワンフロア90㎡、二階建て180㎡なら消火器2本必要となります。

避難器具はどうでしょう、一階が事務所など共同住宅の場合は複合施設と言う扱いになり、使用人数10人以上で2階から設置と言う事になっています。

住居だけの場合は30人以上から設置義務が発生しますので、ワンルームが中心なら30部屋、ファミリーで住める部屋割りなら3人家族で10部屋程度の部屋数が有る場合にのみ避難器具の設置義務が発生します。

外観から推測する事も大事ですが、初見の物件であれば住人の協力で室内を点検させて頂き、推測なしに感知器や室内用消火器、避難器具などを大谷さんが自主的に設置されて居ないかを確認する事も大切です。

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