学校点検の準備3

3回目の今回は自動火災報知設備の点検項目を洗い出してみます。

自動火災警報設備は感知器部分の作動により地区音響及び主音響が鳴動し他の消防設備と連動及び移報を行い総合的な消防設備力を引き出す設備です。

感知器の作動が正しく行われる事で総合盤のベルが鳴動し、非常警報設備で警戒区域の放送がなり、警備会社へ連絡が行きます、そして消火器による初期消火か消火栓が必要か、または避難を優先させるかを判断します。

点検器具や点検ポイントは以下の通りです

受信機

まずは警備会社への連絡を行い、消防設備点検に入る事を伝えます、これにより警備会社への移報は発生しても大目に見てもらえます、受信機操作により地区音響主音響の停止を行い、扱いの有る設備への移報停止、連動遮断を行います、その後試験復旧と蓄積解除を行う事で、受信機に関わる設備への点検が開始できます。

受信機を見てみると、警戒区域が解る表示窓が上部に有るのが解ります、警戒区域の設備を発報させることで正常に表示されている事を確認します、本来は感知器を炙るたびに表示が正しいか確認できると良いのですが、消火栓総合盤で警戒区域を分けているので、表示の確認は発信機による発報で行います。

次に連動遮断で遮断した設備に関わる表示を確認してみます、消火栓遮断が付いている場合は別途警報盤が同室内に設置されているはずです、探してどのような表示が有るか事前に確認します。

消火栓ならポンプ故障や水槽の満減水の警報が有ったり無かったりするので、どの警報が発報するか確認しておきます、起動のランプだけだったり、呼水槽の満減水だけと言う設備も存在します。

という訳で、受信機の主な点検項目は表示が出るかが主な項目ですが、本体のバッテリーや絶縁抵抗、受信機そのものの設備内容を点検し、点検表へ記入する事も忘れない様にしたいです。

感知器

感知器は差動、定温、煙感知器の外観点検及び作動試験が主な点検内容です、そして何より警戒区域に正しい個数が付いているかも実際は重要な点検項目です。

この正しい個数は、改装をすると数が足りないケースが起きやすいです、区画が変わってきれいな壁が立っていたりする場合は注意が必要です。

感知器は天井裏に設置されているケースもあり、点検口から点検するの事も有るのでもれなく点検できるよう、点検表もしっかりチェックして臨みたいです。

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