マンションの消防設備点検　5

成人式の今日も消防設備点検で声をかけて頂き、勉強の為にお手伝いをさせていただきました。

本日回った物件はワンルームタイプのマンションでした、４階建の小規模なマンションなハズなのですが、ワンルームという事でお部屋の数は各階１２室と結構な戸数でした。

普段回っているマンションと違うのは、建物が古い為お部屋ごとに住宅用火災報知器と言う戸建て用の感知器が設置されているという事です、消防設備の点検記録では確認する必要が無いため、消火器・火災警報器・避難はしご・防火扉＆シャッターの点検を実施しました。

消火器の点検では蓄圧が規定値よりも少なくなっている消火器が一点あり、交換の必要がありました。

火災警報器は手動で警報音を発する発信機タイプのベルです、個別に音を鳴らしスイッチ・蓄電池および音圧の正常作動を確認致しました、古い設備の故に一ヶ所音圧の弱いベルがあり変更をする必要がありそうです、同時に他のフロアーのベルも連動して発報してくれるのですが、やはり音の大きさと言うのは大事で半径１M以内で９０デシベルの音圧が必要とされています、９０デシベルならドア越しでもばっちりです。

避難はしごの点検ではフロアーの天井高が低めな為か、巻き上げ装置なしの金属製避難はしごがハッチに収納されており、下蓋をゆっくり下す方法や格納された状態のはしごの点検方法を、社員の方に説明していただける機会がありました。本当にいろいろな形状の器具があり、行くたびに新しい発見があり良い経験をさせていただいています。

最後に二人で連動作動する防火戸の点検を行いました、住人の方がけがをされない様周りに注意しながら防火扉の連動確認を行い、吹きさらし故のほこりや錆による作動不良がありましたがその場で問題解決でき、正常に使っていただけるように整備出来ました、そして管理人室の防火シャッターが厄介で、正常に作動できたのですがもとに戻すことに苦戦し解決する所に立ち会う事が出来たことが本日一番の大きな経験になりました。

マンション点検の下準備や事業の話などいろいろなお話を聞けて、今日も充実した一日でした。

ありがとうございました。