圧着端子 2
電線同士を接続する際にはwago社の差し込みコネクター通称“ワゴ”やリングスリーブ”圧着端子”を使用して電線同士をつなぐことになるわけですが、電線の太さとその組み合わせで撚り合わせた本数により、圧着端子に関しては使用する大きさが厳密に決まっています。
電気工事でよく使うVVFケーブル(IV線)は差し込みコネクターをよく使いますが脱落の可能性がある現場ではリングスリーブで圧着しています。(ちなみに兄の現場で差し込みコネクタを使う場合は、接続した後に脱落防止でビニテで保護しています。)
リングスリーブを使う場合は黄色の圧着ペンチを使用し、以下の組み合わせでリングスリーブに刻印を打っていきます。
電気工事だけならこれで事足りるのですが、消防設備では弱電流の電線を使用するためリングスリーブではなくPスリーブを使用します。
Pスリーブは撚線対応の為、面積で組み合わせを決めます。
赤い圧着ペンチを使用してサイズに合った場所で潰します。
単線1.2㎜同士を2本つなぐなら面積は1.25㎟×2なので2.5㎟でP2を使用します。
ここで問題になるのは消防設備の耐火、耐熱電線同士をつなぐ場合にPスリーブの上から耐火・耐熱テープで保護する必要が出てくることです。
保護を省略することが出来ませんが、ここで活躍するのがCE形の耐熱型 閉端接続子です。
ほかのスリーブ同様に範囲を確認
CE形は定格電流が低いのでIV線と接続するのは禁止!!