移動式粉末消火器 点検
先日の点検応援で移動式粉末消火器(通称 移粉)の点検方法をご指導頂いたので忘れない様に残します。
立体駐車場などに設置してある赤い1m位のボックスに入っている物がいわゆる移粉です。
こちらは車火災に備えて赤い消火器容器に30Kgほどの大容量粉末消火剤が入っており、外側に付いた緑色の加圧ボンベの圧力により粉末を吹出す仕組みになっています。
点検のポイントは
1.加圧ボンベの重量チェック
2.表示灯の電球切れ
3.BOX内部のサビ
4.外観の変形
が挙げられます。
1は測りを用意して重さを測ることでガスの漏れが無いかチェック、型番、年式、ボンベと弁の重さを見る事でガスの重さを算出します。
2は点灯しているか
3は内部に腐食や錆等の劣化が無いか
4は外観の消火剤の表示や使用方法、変形による機能不全が無いか
特に4は車の通る所ゆえに変形してボックスが開かない事も有る為、どのポイントよりも指摘として挙げる事が多いそうです。
また、必要な工具として重さを量る秤とガスボンベを外す為に柄の短いモンキーレンチが必須です。
駐車場を利用する際はぶつけない様に注意しましょう。