屋内消火栓設備の規格、性能、機能
屋内消火栓設備には1号消火栓、易操作性1号消火栓、2号消火栓一般型、広範囲型の4種類が存在し、それぞれ性能・機能の違いにより適切な設置が出来る様になっています。
この違いがテストに必ず出るので表にしてまとめてみました。
項目 | 1号消火栓 | 易操作性1号 | 2号消火栓 | ホースに関する規定 | |
消火栓 | 一般型 | 広範囲型 | |||
適合設置対象 | 1号(易操作)駐車場や指定可燃物を除く防火対象物へ設置可能 | ||||
2号は指定可燃物、貯蔵庫、駐車場、工場、作業場、倉庫を除く防火対象物へ※ホテル、病院、介護施設に適す | |||||
有効水平距離 | 消火栓から25M以下の範囲 | 15M以下の範囲 | 25M以下の範囲 | ||
放水圧力範囲 | 0.17Mpa~0.7Mpa | 0.25Mpa~0.7Mpa | 0.17Mpa~0.7Mpa | ||
ノズル放水量 | 130L/min以上 | 60L/min以上 | 80L/min以上 | ||
ノズル口径 | 13㎜以上 | 8㎜以上 | |||
ノズル機能 | 規定なし | 棒状、霧状の切り替えが出来るもの | |||
開閉弁の高さ | 床面から1.5M以下 | ||||
起動装置 | 起動用押し釦など | 開閉弁開放、ホースの延長操作と連動 | |||
ホースの規格 | 平ホース | 保形ホース | 保形ホース | ||
呼径×長さ | 40A×30M(15M×2) | 30A×30M(一本) | 20A・25A×20M | 25A×30M | |
位置表示灯 | 消火栓の上部には取付面と15度以上の角度となる方向に沿って10M 離れた位置から | ||||
容易に識別できる赤色表示灯を設置する | |||||
消火栓箱の表示 | 「消火栓」と表示する | ||||
消火栓の能力 | 150L/min以上 | 70L/min以上 | 90L/min以上 | ポンプ水源規定 | |
ポンプ吐出量 | 1号消火栓は150L/min以上×消火栓数最大2 2号消火栓は70L/min以上×消火栓数最大2 | ||||
配管主幹の呼径 | 50A以上 | 32A | 40A | ||
水源水量 | 1号消火栓は2.6㎥以上×消火栓数最大2 2号消火栓は1.2㎥以上×消火栓数最大2 | ||||
放水距離 | 指定なし | 7M以上 | 10M以上 | 7M以上 |