パスカルの原理
中学校で習うこの原理は消火栓設備の機器でも使用されている原理です。
パスカルの原理とは密閉された容器内で液体の一部に圧力を加えると「同じ圧力で液体の各部に伝わる」というものです
図のシリンダーA、Bの断面積をそれぞれA(㎡)、B(㎡)として加わるピストンの力をNa、NbとするとA✕Nb=B✕Nagが成立します。
簡単に計算すると
Aが10㎡ Bが4㎡ Naが10Nのちからで押すと
10㎡✕10N=4㎡✕Nb
100 = 4×25
Nbは25Nの力を掛けないと釣り合わない計算になります!
次図の一斉開放弁では、密閉された容器内で液体の一部に圧力を加えると「同じ圧力で液体の各部に伝わる」と言う原理を利用して面積の大きい弁を使って小さい弁側の水路を塞ぎ
圧力のバランスを変える事により小さい弁の水路を開放する仕組みとなります。
バランスを戻すと元通りになります。
例えば上面ピストンが4㎡ 下面ピストンが2㎥ 水圧が10Mpa掛かるとすると
上面には40Mpaの力が、下面には20Mpaの力が掛かり力のバランスでピストンを動かすという訳です。