スプリンクラーヘッドの水平距離(散水半径)
スプリンクラーヘッドの設置をするときに重要になる設置間隔について勉強してみました。
ヘッド同士が丁度良い塩梅で並ぶことで放水範囲をカバーしあい警戒区域を包括することで
しっかり消火できます。
ポイントは対角にあるヘッドとの距離です、これを水平距離(散水半径)と呼びます!
碁盤の目の様にヘッドを並べていくと当然、正方形もしくは長方形になります
正方形の四隅にヘッドが有るとして、対角の距離をしらべるという事は三角形の辺をしらべる
という事になります、ここで出てくるのがピタゴラスの定理です。
正方形であればy×√2(1.414)で底辺が出ます
長方形ならx²+y²=R²で底辺を出します。
正方形なら二等辺三角形になるので対角Rは√2つまり1.414を掛けて2分の1すれば出ます。
長方形なら直角三角形になるので対角Rはx²+y²=R²となるので同じく2分の1すれば出せます。
水平距離(散水半径)はヘッド毎に決まりがあり、標準型は2.3m、高感度型と小区画型は2.6m、閉鎖型は1.7m
、耐火建築物、耐火以外の建築物等、建物に応じた水平距離にも決まりがあります。
長方形である場合でも設置する際は極力正方形に近づく様に距離を求めるよう早見表もあります。
なぜか?が解る事で仕事も資格も捗らせて行きたいですね。