補償率方式熱感知器

今日は仲間に自分が経験していない珍しい熱感知器の話を聞いたので調べてみました。

日本フェンオール株式会社の感知器ですが、消防設備の仕事を始めて初めて聞いた会社の名前です。

定温スポット型のみの品揃えですが、防爆や防水と言ったレパートリーもあり定温ゆえに急激な熱の変化に対しては精度高く反応をしてくれる方式との事です。

会社のホームページを除きその原理をしらべてみると、外筒と内部のバネ(ストラット)それぞれの熱膨張率の違いを使った構造となっていました。

最初に熱にさらされる外筒が高膨張素材の為、外筒が長く太くなることで内部の接点が閉じる仕組みですが、緩やかな温度変化であれば内部のバネ(ストラット)も同様に膨張する為、接点は閉じないようです。

感知器は4類の分野ですが、教科書に載っている割に見かけないのは、高精度な所から高いレベルでの安全性が求められる場所(プラントや工場、発電所など)で使用されているとの事です。

色々不祥事もあったようですが、精度の高い感知が必要な所は危険な場所が多いのでぜひ頑張ってほしいです。

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