配線の手直し
先日の学校改修工事の際に発信機に電話をさすと発報してしまう事について、自分なりに考えてみました。
A線ー発信機を押すと受信機表示で発信機のランプが点灯
T線ー電話をさすと受信機の電話が鳴り、受信機との通話が可能になる
電話をさすと発信機のランプ点灯という事で、発信機のランプが点灯する条件を考えてみます。
〇発信機のA線が短絡する
発信機の表示が出るという事はこれ一択です、発信機を押すとA線がC線とつながるのですが、L線と対のC線を使っているので、A線用のC線は存在しません。
メーカーさんの回路図を見てもわかる通り、Tもジャックをさすことで短絡し通話が可能になっています。
結論①
Aの渡り配線の内一本がTと結線されている
このように考えてみると、誤って圧着した発信機ではジャックをさした場合でも発信機表示が出るが、上に伸びた線を使った発信機で正しく圧着していれば正常な表示になっている。
この誤った発信機でAを押すとTが短絡することになるので受信機では通話状態になるのだろうか?
新たな疑問が増えました💦
結論②
端子台の順番が間違っている
端子台で受信機から引っ張った各電線を分岐させているのですが、圧着をしなくてよいので非常にメンテナンスが楽になります。
通常はTACCLLPPBBとなっているのが一般的と思っているのですが、意外とメーカーにより表示の順番が違う画像も多々見つけています。
最近の端子台なら、記号か記入されているのですが、古い端子台だと無記載の物を多々見受けられます。
端子台の使い方が正しいのか、端子台で直接短絡をさせて受信機で表示を見る事が出来れば端子台から正解を見つけていく事が出来るかもしれません。
二個目の疑問が増えました💦
経年劣化で電線をつなぎ直すことで改善する事も多いようですが、思い込みで結線し目的の場所だけ改修できても、ほかの機器の挙動が変わってしまっては意味が有りません。
幸い疑問について教えて頂ける先輩がたくさんいますので、それぞれの意見を聞いてみたいと思います。