感知器交換の短絡と断線
現在、感知器交換のお手伝いを連日行っております、交換中に感じた疑問とその答えを残してみます。
Q--旧感知器はL線C線同時に切断しても良いのか?
A--インターホンに火災信号が出るタイプでは一瞬火災の表示が出ます=短絡
その後断線を検知しましたと放送が入ります。
正常に火災信号と断線が確認できるので問題有りません、音声がうるさいので断線検知スイッチを切るか音声解除しましょう。
Q--配線が天井にうまく入らず感知器の固定が斜めになってしまった。
A--配線が天井と感知器に挟まっている可能性が有ります、天井の配線孔は広げても問題ないので感知器の円形内で拡張することで配線を天井裏へ入れ込みます。
天井の野縁に穴を開けて配線している場合も、感知器の円形内で石膏を削り配線や圧着部を入れ込み、配線を挟まない様処理します。
横から出ている配線の場合は同様に天井を削るか、感知器の淵に穴を開けられるものは感知器を加工、またはベースをかませて感知器本体を浮かす。
Q--外皮を剥いた後や圧着部にビニテは必要か
A--銅線の外皮に傷がついてしまった場合そこで短絡する可能性がある為、外皮を剥いた部分にビニテをすることで短絡を回避できます。
さらにビニテで外皮と電線外皮を固定することで、天井裏の遊びの電線が揺れても感知器との接続面へ振動が伝わりにくいので、不良が出づらくなります。
圧着部も同様にうまく圧着できてない場合ビニテで固定している事で断線が出にくくなります。
ビニテは絶縁の効果が一番有名ですが、弱電へのビニテはテーピングとして固定する目的でも効果が大きいです。
結論--見えない所も丁寧に、見える所が歪んでいるのは見えないところが原因・・・