防火扉の閉まる力
先日の学校設備点検の際に防火扉が大きな音を立てて閉まる物が一ヶ所あり、社員さんが調整を行っているのを見て、勉強になったので随時閉鎖式の防火扉についてちょっと深堀してみました。
防火扉は階段などの避難上有効な通路である防火区画の境目に設置してある大きな扉です、スーパーや学校、病院など大きな施設なら必ず設置してある、あれです。
火災に反応して自動で閉まってくれるのですが、鉄製の大きな扉なので整備されて無い防火扉では、勢いで人が吹き飛ばされる力が働きます。2M×1Mの鉄の扉でも80キロの重さがありますので、当然設置する際に閉じるスピードを調整することで安全に扉が閉じる措置を講じています。
具体的には10J(ジュール)以下の運動エネルギーで閉まる事となっており、180度の開閉角度で面積が2M×1.3Mであれば9.4秒で閉まれば基準値に収まるります(1㎡あたり40Kgで計算)これは鉄製の扉で、鋼製軽量建具であれば重さは半分となるので閉じる時間も半分でも良いとの事でした。
ヒンジクローダーと言う部分の調整方法を教えてもらったので閉まるスピードが速いものは修正していこうと思います。