学校の消火設備点検
本日は初の学校の消防設備機器点検をお手伝いに行きました。
学校の消防設備点検のポイントは(消火器・感知器・発信機・消火栓・連結送水管は規模は違えど標準装備)三種煙感知器による防火シャッター・防火戸の連動消火設備と救助袋と言われる避難器具です。
避難器具は専門の甲種第5類という資格があり取得したのですが、実際に触るのは初めてです。今までもそうですが資格の為に勉強したことよりも、実物を触って経験をすることが一番勉強になります今回もドキドキわくわくしながら点検作業を教えていただきました。
救助袋の機器点検ポイントは8つ(目視によるもの)
1砂袋の重さ
2誘導綱の長さ
3降下空間の確認
4操作空間
5開口部
6避難空地
7標識(操作方法や避難器具の表示)
8本体のほつれなどの外観確認
です、同時に点検表に書いているメーカー名や型番・製造年月日を照らし合わせ不備が無いか確認をしました。
ちなみに実際に使用するときのポイントにもなるのですが、初めにロープに砂袋が付いているので砂袋を下に投げて救助袋を避難空地に居る人にたぐり寄せてもらう事で救助袋を展張していきます、その為にロープが避難階に届くかどうか長さの点検が入っています。今回は機器点検なので実際には展開まではいていないですが、このロープの長さというのは結構な重要項目です。
点検後、確認済みシールを貼るのですが今回の防災屋さん以外のシールが4種類ほど貼られていました。
県立高校などは入札により防災屋さんを選ぶことになっていて、次回は違う防災屋さんが入る可能性もあるという事と、そして学校の入札条件に避難訓練の立ち合いも含まれるとの事で、避難訓練の際には救助袋を展開して生徒さんが実際に避難訓練で使用しているという事でしたので、事故が起きない様にしっかりと確認をさせていただきました。
午後からは3種煙感知器で連動作動する防火戸とシャッターの動作確認です。
こちらの設備には近くに専用の操作盤があり連動解除、音響停止、蓄積解除を行ない感知器が正常に作動するか確認したのち、防火戸とシャッターをが問題なく作動できるか連動で動かしていきます、復旧させ元に戻す作業を6か所ほど回り問題が無いかチェックをしていきます。この設備は気をつけないとシャッターが突然降りてきて頭を打ったり体を挟まれたり防火戸が突然しまり通行人が巻き込まれる事故が起きるケースがあるので注意するようにと担当社員さんから厳しく指導を受けております、実際にシャッターが正常に働かず一気に下までおり下にいた人がけがをしたという事例があったそうです、操作をする際は通行人がいないか充分注意しながらやる必要があります。
ちなみに3種は赤いシールを貼っていて連動することが解るようになっているようです、色が変色している場合もあるので注意が必要です。